湯田中温泉史跡めぐり
【弥勒石仏】
【大悲殿・世界平和観音】
【梅翁寺と湯けぶり地蔵】
寺伝によると、梅翁寺の薬師堂が湯田中温泉の守護発展のために創建されたのであるが、その年次は明らかではない。元禄年中(1688年?)浄泉庵 主が、本尊薬師如来と脇侍の日光・月光菩薩及び十二神将を薬師堂に安置したという。数度、火事にあい現在に至る。近年、足湯に使ったお地蔵様・・・湯けぶり地蔵が建立された。お地蔵様の肩や腰などを、湯に浸した白布で、さすることで温泉の持つ効用が伝わって、ピンピン・シャンシャンになれるという言い伝えのある、かわいらしいお顔の霊験あらたかな延命地蔵菩薩です。
【蔵王権現堂】
お産の神・子育て子授けの神とされる石仏がある。尚、地元の吉沢地区においては、戦時中出兵にいった人々が、みな無事に帰ってきたこともあり、現在もなお深く信仰されている。樹齢数百年を経たと思われる「雨含の松」があったが、寿命を迎え2011年に伐採された。しかし、この松の子供達は県の試験場で育てられ、小さな樹木として植樹された。
【湯宮神社と動き岩】
動き岩・・・湯宮神社背後の兵陵には奇岩怪石が折り重なっており、そこには不思議に動く岩が存在している。
湯田中滝の湯の横にあり、明治二十五年に諏訪社を湯宮神社と改称した。
境内の祭神秋葉社・・・火防の神
神明社・・・豊作の神
地神社・・・産土の神
金刀比羅社・・・水防の神
金山社、西乃宮も祀られている。
明治23年に、この地に遊郭の街が創設されたときに、当時の人々がこの新地の守護神として、創建した。安芸宮島から弁財天、京都伏見から稲荷神、 出雲大社から大黒天をそれぞれお迎えして、三神合祀なので社名を「三社宮」とした。社殿に保管されている(現在は町役場にて保管)刀剣「永和三年」の銘が ある備前長船師光の作で「町宝」に指定されている。境内には「観桜碑」と「玉垣額之助碑」がある。尚、お宮を支えている石は、自然の石を集め、一切の加工 をせずに積まれており、建築学的にも大変珍しいものである。池の中央部には男根様が祭られている。